下りるために、登るんよ。

ブレイブストーリーから二日、一気に読破。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)


1985年の日航機・御巣鷹山事故をめぐる新聞記者の物語。
新聞報道を巡る社内の喧騒や、主人公悠木と家族の関係、そして事故と日を同じくして植物状態になってしまった同僚の安西。これら事故をめぐる「過去」と、安西の息子・燐太郎と登攀不可能と言われた衝立岩を登りきる「今」が交錯して、物語は進んでいく。


文章のあまりの迫力に、時間を忘れて読みふけった。平日なのに、1日で350ページも読んでしまった。



なるほど、これこそ傑作というものなのでしょう。
心が洗われる、1冊だと思います。