春が二階から落ちてきた。

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)


最初の10数ページを読んで、



こりゃ、おもしれーぞ。



と感嘆してしまった。



会社の本棚からハードカバーのものを拝借して一気に読んだわけですが、たぶん文庫をもう一度買うことになると思います。


何度も読める本に出逢ったのは、久しぶりだなぁ。


自分の中で、間違いなく村上春樹以来です。
文体も、どことなく似ているような気が…

今にも、1ページ目から読み直せそうな勢いですもの。


この日記を、たまたまご覧になった、そこのあなた。
そう、あなたですよ。
仕事帰りにでも、本屋に寄って、買ってみてはいかがでしょうか。


本を、筋ありきで読まない人なら、ハマリますよ。


そして、このままいけば、年間100冊を超えそうな読書の勢い。
と、仕事からの帰り際に思った。





今日は、仕事でしんどい事が続いて、久々に精神的に疲れていたのだけれど、家に帰ってきて思わずかけたバンプの「リトルブレイバー」になぜか救われた気がした。


”たとえば、日かげで揺れるその花を愛おしく想い、
 「どうにかして日なたに」と悩めたら、少し強くなれる”



もう、このワンフレーズが好きすぎて。



こんな風に考えることができる人が、
少しでも増えたら、いいのにな。


社会人になって、色んなものを身に付けた気がして、お金を稼いでいい気になって。


ひょっとしたら、大学1回生の頃から、何も変わっちゃいないのかな、と思った。