イグナシオ


イグナシオ (角川文庫)

イグナシオ (角川文庫)



神父や修導士の厳しい監督のもと、社会から完全に隔離した集団生活―修道院とは名ばかりの教護施設で、混血児イグナシオは友人を事故に見せかけ殺害した。その現場を目撃した修道女・文子とは、イグナシオが施設を飛び出す最後の日に結ばれる。施設を出て、新宿の街を彷徨いながら、孤独を抱えるイグナシオは殺人を繰り返していく。。


最近の自分の読書は、どことなくソフトなものが多かったので、久々に読んでみることにした花村満月。暴力やSEXの表現に非日常を感じるけれども、なんとなく退屈な本でした。好きな人は好きなんやろうけどね。。



今日はTACからの帰り道に、横浜の紀伊国屋に立ち寄って、いろんな本を買った。
以前から読みたいと思っていた、死ぬまでに読むべきだと思っていた、海外の大作作品も買った。
どこか遠ざけていた、三島の作品も買った。


そんな時に『ノルウェイの森』の登場人物、永沢さんの言葉を思い出した。彼は、死後30年を経ていない作家の本を手に取ろうとしない人である。



現代文学を信用しないというわけじゃないよ。ただ俺は時の洗礼を受けていなものを読んで貴重な時間を無駄にしたくないんだ。人生は短い。”          『ノルウェイの森


そう、人生は短い。

貴重な週末は、もっと短い、のであーる。