君たちに明日はない


君たちに明日はない (新潮文庫)

君たちに明日はない (新潮文庫)


初めて読んだ板垣涼介の本。
主人公の村上真介は33才。リストラ請負会社『日本ヒューマンリアクト(株)』に所属し、クライアントから寄せられる依頼に基づき、リストラ面談を候補者に行っていく。
各章が、それぞれの物語となっていて、大変読み易く、話しのテンポ・軽快さ、どれも素晴らしい。

主人公が1章で面談を行った41歳のお姉さんと付き合っていくのだけれど、それも何だかいいな。根底に流れるのは、真介の人を食ったような、それでいてお茶目で、仕事に手を抜かない姿勢。


板垣さんの他の本も読んでみよっと。