人生初の手紙。

masaokun2005-03-10

会社からの課題「班の担任へ手紙を書こう!」をやっとやり終えた。
僕の会社は内定者が文系、理系を問わず10人くらいの班に分けられていて、その班で新人研修を過ごすんだけど、その班に一人ずつ「担任」と呼ばれる若手人事の人が付いていて、課題でその担任の先生に手紙を書かなければならなかったのです。
手紙書くなんて今までの人生で、中学校の時に授業中に変な手紙が横から横へと回っていくの手伝って理科のオガワ先生から怒られたぐらいやし。ちゃんとした「拝啓」で始まり、「敬具」で締めるような手書きの手紙を書いたことがなかったので、今日一日かけてがんばりましたよ。
みなさんはちゃんと手紙書いたことあります?
最初課題を知った時は、「何てことをするんだ、古臭い企業だな〜」とか思ってたんやけど、いざ真剣に取り組んでみると「いかに自分がきちんとした言葉遣いや敬語を知らないで生きてきたか」がよく分かります、ほんとに。2時間以上の格闘の末、ようやく完成です。意味なく追伸とか書いちゃった。担任の出身とうちの彼女の出身が一緒やったんで、かぶってる話題もあるかな、とか思いながら。
電子メールや掲示板が発達した最近では、手紙なんてほんと意味のないものになってきてるけど、手書きでしか伝わらんこともあるやろうし、手紙ってすごい相手のことを考えるよね。その手紙書いてる時はほんと、その相手のことを真剣に心配したり、活躍を願ったり。それって素晴らしいなぁと思う。そしてそれを課題に出すうちの会社もなかなかやるなぁと思う。だって他の会社の内定者とかに聞いても、課題で手紙出すとか聞いたことないもんな。ふつーは英語の勉強や、会計・マーケティングの本読んだレポートとかでしょ。でも思ったんやけど、この新社会人っていう大事な時に小手先の技術だけを見に付けるだけじゃなく、基本から育ててくれるうちの会社の方針にも好感が持てる。僕はどちらかというと、こういう昔っぽい方が好きなんだなぁ。
この手紙の課題を終えて、一つエピソードを思い出した。去年の大学のゼミのOB会にて、電通に勤めてる先輩が挨拶で言った言葉だ。その先輩は「IT技術が発達した現在ですが、やはり何事も実際に会って話しをしなければ、始まりません」「こちらからサービスをしかけていかなければなりません」と言っていた。そーだよな。どれだけ技術が発達しても、結局ビジネスの成功が決まるのは「人」やなぁほんと。
そーいえば、最近のライブドアの話題でもライブドア堀江さんとフジ日枝会長の話しは全く噛み合っていない。メディアとネットの融合の話しをしてる割に、お互いが「メディア」を介在にしてしか情報を知り得ていないため、お互いの発言内容が形を変えて両者に伝わってるんだろう。昨日の堀江さんもテレビの収録で、日枝会長の発言の一部始終を初めて見たそうで、「日枝さんの描くメディア未来は、私の理想とそう違いませんよ」と言っていた。そんなもんテレビに出る前から見ておきましょうよ。日枝会長にも言える。堀江さんは「自分のサイトで我々の描く未来などを動画配信で語ってますから」と言っていたが、日枝会長はまず間違いなく見ることはないだろう。
やっぱ会わなきゃ!
メディアを介在しての100日より、一時間会って話す方が絶対お互いにいいはず!!
最近、ほんとそー思う。