初・乙一。

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)


ここ最近、本を読むペースが異常に早い。たぶん2、3日に1冊は必ず読んでいる。
加えて、会社の組合事務所にちっちゃな図書館みたいなものがあると知り、読めそうな小説が貸し出し自由でいっぱい置いてあった。ますます、小説ライフが充実しそうである。

そんな中、借りてきた乙一のデビュー作。
そして、自分の中でも初の乙一作品。


無邪気な殺意によって、あっさりと殺された小学5年生の五月。
その死体を大人たちに見つからないようにと、様々な工作を図る犯人の弥生と兄の健くん。


この物語は、何といっても、すでに死んでいる五月の目線から物語が語られるところでしょう。
これこそ、才能なのでしょうか。ワープロの練習がてら書いたという、17歳の文章には思えません><

図書館には、まだ乙一作品があったので、借りて読もうと思う。
ただ、自分的にこの手のホラー作品は、そんなに好きではないな、、、と思いました。