ゴールデンスランバー


ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー


伊坂的娯楽小説突抜頂点



と帯に銘打たれた、伊坂幸太郎の2年ぶり1000枚の超大作。


2日で一気に読んだ感想。

面白すぎるー。絶対映画になるな、こりゃ。



ということです。


やばいくらいに、面白すぎるのです。


題名は、皆さん御存知。ビートルズのスタジオ最終録音アルバム『アビーロード』のこれまた最終曲『ゴールデン・スランバー」より。


ポール・マッカートニーは、どのような想いで、あのB面の8曲のメドレーを、繋ぎ合わせたのか。戻りたくても戻れない。懐かしいけども、二度と帰ってこない日々。そんなものを崖っぷちで何とか繋ぎとめるようなポールの想いと、この本の主人公・青柳雅春の逃走と闘争。

小さな伏線がいくつも折り重なって、読者の心を揺さぶってくれます。



みんなもっと読めばいいのに、伊坂幸太郎



最後に。
自分は伊坂さんが描く親父像が本当に大好きです。『重力ピエロ』然り。


これからも色んなオヤジが、唾飛ばしまくって暴れてくれる事を期待しています。






まさに伊坂作品の集大成。








たいへんよくできました。