Op.ローズダスト
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/03/14
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「亡国のイージス」「終戦のローレライ」に引き続き、福井晴敏作品。
今回の設定は、現代のお台場。ローズダストと呼ばれる5人のテロリスト集団と、それに立ち向かう公安の並河警部補、ダイス所属の丹原朋樹。ローズダストのリーダー入江一成と朋樹の因縁は、ダイスの訓練キャンプと「オペレーションLP」という対北作戦に遡る・・・
えっと、細かい話しを抜きにすると、今作も劇画的でワクワクしながら読めます。
そして、細かい話しを入れていくと、まず戦闘オタクでないと付いていけません。下巻の色んな描写部分に、頭が付いていかない。お台場の地理もあんまりイメージ湧かないし。
で、登場人物の設定も、「亡国のイージス」のとき見たく、ダイスの若造とパートナーを組む人生経験豊富のおっちゃんというのは変わりません。福井節についても、あちこちに見られて、何かの論文を読んでるよう。
と、ここまで書いておきながら、やっぱり面白いですよ。夢中になって読めます。
「夢中になって読める本」というのは、何とも言い難く素敵なのものですね。