Op.ローズダスト

Op.ローズダスト(上)

Op.ローズダスト(上)

Op.ローズダスト(下)

Op.ローズダスト(下)


亡国のイージス」「終戦のローレライ」に引き続き、福井晴敏作品。

今回の設定は、現代のお台場。ローズダストと呼ばれる5人のテロリスト集団と、それに立ち向かう公安の並河警部補、ダイス所属の丹原朋樹。ローズダストのリーダー入江一成と朋樹の因縁は、ダイスの訓練キャンプと「オペレーションLP」という対北作戦に遡る・・・


えっと、細かい話しを抜きにすると、今作も劇画的でワクワクしながら読めます。

そして、細かい話しを入れていくと、まず戦闘オタクでないと付いていけません。下巻の色んな描写部分に、頭が付いていかない。お台場の地理もあんまりイメージ湧かないし。

で、登場人物の設定も、「亡国のイージス」のとき見たく、ダイスの若造とパートナーを組む人生経験豊富のおっちゃんというのは変わりません。福井節についても、あちこちに見られて、何かの論文を読んでるよう。


と、ここまで書いておきながら、やっぱり面白いですよ。夢中になって読めます。


「夢中になって読める本」というのは、何とも言い難く素敵なのものですね。